ねこの森へ帰る

なくした夢にもどっています

魚からアテネへ、エッシャー回廊風の僕の進化

私のファーストワードは「鯖」だった。
ファーストワードというのはたった今つくった言葉で「ニュートラル時に最初に思いつく単語」のことだ。
たとえば、ぼーっと街を歩いていたら目の前に突然に女性レポーターが登場、マイクを私に突き出し「ほら、何か、単語を! おもしろい単語を! 早く!」って問い詰めてきたとき、私の頭に最初に浮かぶのが「鯖」というわけだ。最初に口にする言葉とは少し違う。最初に口にするのは、たぶん「てめ、どこの局だ、あん?」だ。頭に「鯖」を浮かべた男に胸ぐらをつかまれるレポーター。現代社会の縮図だ。
私は、過去に何度も、ブログを更新しようとするときに「鯖」と書いては消し、書いては消しを繰り返してきている。書くことがまったく見あたらないところから書き始める日が多いからだ。なぜ「鯖」なのかはわからない。フランス人の挨拶は「サバ」らしいが、そんなパリジャン気取りというわけでもない。あ、さっきの、ぜんぜん縮図じゃない(タイミングの悪い反省)。
ところが、ついさっき、この記事を書こうとしたときに(正確には、まったく書きたいことのない状態でただの手慰みにこのブログを開いたときに)、まっさらな入力画面に私が自動書記モードで書いた言葉は「ペロポンネソス戦争」だった。
私は進化している。ただし、その進化は、おそらく相当ややこしい迷い道に入り込んでいる。

  ★

Evernoteという記憶管理システムを導入したので、パソコンの中にたまったいろんなメモを徐々に移行している。賞味期限切れの物から少しずつここに公開していこうと思っている。


 ・貞子の映像編集のセンスはプロでも通用すると思う
 ・審判応援サイト http://sukeda.com/umpirex/
 ・ハロルドは無理がある http://harold-fans.com/harold.jpg