ねこの森へ帰る

なくした夢にもどっています

童話「おさるのほし」最終回

これまでのあらすじ
(うちゅうひこうしのテイラーさんは、おさるがいっぱいすんでいるほしにつきました。おさるたちは、テイラーさんがほかのほしからきたということをなかなかわかってくれません。さあ、こまったぞ! なかまのランドンさんは、おさるにのうみそをいじられてしゃべれなくなってしまいました。おおそうどうのすえ、おさるのリーダーであるザイアスぎちょうにかけあって、テイラーさんは「きんだんのとち」にむかったのでした。)




テイラーさんはうまにのって、まっすぐに、ひがしにむかいました。
やがて、うみにでました。テイラーさんは、かいがんをきたにすすむことにしました。
1じかんほどいったところで、テイラーさんは、なにかをみつけました。
「なんてこった!」テイラーさんはさけびました。「かえってきていた! おれは、かえってきていたのだ!」
テイラーさんのまえには、じつぶつだいのガンダムが、じょうはんしんだけ、すなはまにつきささっていました。
「ここは、ここは『おだいば』だったんだ! おれは、『おだいば』にもどってきていたのだ!」
テイラーさんは、このおさるのほしがちきゅうだったことにきづいて、とてもびっくりしました。


でも、テイラーさんはガンダムがだいすきでしたし、「じつぶつだいのガンダムのかたのうえにはのってみたかったけど、260まん1000えんもはらうやつ*1は、ばかだ」とつくづくおもっていましたので、ただで、ひとりだけで、おもうぞんぶん、アムロごっこをすることにしました。

テイラーさんは、「じんるいはほろびてしまったけれど、ガンダムがひとりじめできたので、『いってこい』だな」とおもいました。めでたしめでたし。

*1:http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0907/17/news076.html