ねこの森へ帰る

なくした夢にもどっています

さようならミリバール

「ミリバール」を一文字にしたような記号がある。
OSやフォントによっては出ないかもしれないが、これである。



読みにくいので大きくしておこう。


f:id:sasakiarara:20091203155444g:image


しかし、21世紀はヘクトパスカルの時代である。と、書いてみて、なんかすごく大風呂敷を広げているような響きがして気持ちよかったので、話の腰は大幅に折れるが風呂敷を広げるだけ広げてみよう。21世紀はヘクトパスカルの時代である。私たちの文明はヘクトパスカルによって支えられているといっても過言ではない。高度にヘクトパスカライゼーションされたこの社会は、後世の歴史家によって「ヘクトパスカル文明」と呼ばれることになるであろう。


満足した。話を戻す。
いや、戻したくなるほどの話はない。私の話とは、「ミリバール」という単位を使わなくなってしまった現在、この組み文字はどんな末路を遂げるのだろう、という些細な疑問だ。しばらくは生き残るだろうが、あと5年もすれば無用論が出てくるはずだ。とはいえ過去のリソースのために保存はしておかなければならず、未来の2ch的な何かで嘲笑の対象になるだろう。不憫でならない。

というわけで提案である。いまのうちから少しずつ漢字になっていくというのはどうだろう。こういう風に。


f:id:sasakiarara:20091203155444g:image

f:id:sasakiarara:20091203160416g:image

f:id:sasakiarara:20091203210510g:image*1

f:id:sasakiarara:20091203152941g:imagef:id:sasakiarara:20091203155523g:image


漢字になっておけば、他の利用頻度の低い漢字の陰に隠れて安穏と生き延びられるのではないだろうか。ミリバールよ、漢字を目指せ。どうせなら常用漢字を目指せ。人名などにうっかり使われろ。読みは「へくとぱすかる」で。

*1:拾い物である。佐々木あららに画才はない。