京葉線のリンチ化

「ちょっと息抜きに海でも観たいなあ」と思ったときには葛西臨海公園に行くことが多い。
一人でふらふらと出かけ、海や蟹や猫を見る。強風に疲れてきたら水族館に入り、ペンギンを１時間ほどからかってから帰る。なかなか悪くないコースだ。

ただし、ゴールデンウイークはまずい。なぜなら、江戸川を挟んだ千葉県側にネズミ公園があるからである。京葉線はネズミ公園に喜捨したがる衆生の群れで混雑し、とてもじゃないがリラックスなんてできない。

行きはともかく、帰りの車内がひどい。左肩に巨大なぬいぐるみの入ったビニールバッグ、右手にプーさん風船、頭にネズミミ、という出で立ちの老若男女が乗車率200％。おしっこが漏れそうな夜明けに見る悪夢のようだ。これで放心した顔のジェレミー・アイアンズを真ん中に置いたら完璧にデヴィッド・リンチ作品である。

というわけで、葛西臨海公園の通称を「東京ディズニーＢ」にする運動をこっそり展開中です。もちろん、つくられた順にＡ→Ｂ→シー。